5年生梨園の見学

5月20日、5年生は梨園の見学に行きました。森さんから梨を育てる1年間のいろいろな仕事を教えていただきました。冬は枝の世話。寒い日でもよい枝を選んで上に伸びていかないよう剪定し、棚に這わせる仕事があること。春、4月上旬に綺麗な白い花が咲く頃は、虫が受粉を手伝ってくれていること。一本の枝から10個程度の花芽が出るが、その花芽に5〜6個の実が付くので、一番よさそうな実だけを選び、残りの4〜5個はみんな落としてしまうこと。毎日実を摘果し続けると、数えきれない何万個もの実が減らされ、選ばれし実だけが残り、それを育てていること。袋がけをした実を8月まで大事に育てるが、1年間世話して育てた梨はたった2週間しか収穫の期間がなく、とても忙しい作業になること。それでも品種を多様にし、収穫時期をずらし、10月まで美味しい梨が出荷できるよう工夫していることなど、本当にたくさんの仕事や仕事に対する思いなどを教えていただきました。その後、子どもたちは、実際に摘果の作業もさせてもらいました。子どもたちはこれから梨栽培の1年を追っていきます。自分の目で見て感じたことを大切に探求活動を展開していってほしいと思いました。森さん、お忙しい中をありがとうございました。これからも子どもたちをよろしくお願いいたします。

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