創立140周年記念行事がありました
2月8日の午後は、学校創立140周年の記念行事でした。花柳劇団のみなさんがきてくださって、『鏡の乙女』の公演をしていただきました。ここ、大河内にとてもご縁のあるお話で、あの小泉八雲さんが書いた奇談がベースになっています。矢津町にあった大河内明神の再興を願い、京都の細川氏に頼みに行った松村宮司が、水が枯れない不思議な井戸のある仮住いに住んでいた時に、知人が井戸に落ちてしまいます。実は井戸の中で毒竜が鏡の精に命令を出し、人を引きずり込んでいたのでした。鏡の精は、松村宮司に一体どんなことをしたのでしょう…。ドキドキしますね。
花柳願竜さん、竜乃さんは歴史的背景や大河内地域の神社なども調べられ実際に出向かれて、脚本に仕上げられました。子どもたちにもわかるように言葉の意味や言い回しなど、何度も何度も考えて、大河内小学校の子どもたちのためにたくさん時間をかけてくださったそうです。
『鏡の乙女』にこめられたメッセージは、自分の運命は自分で切り拓く!というもの。めまぐるしく変化し続ける社会を生き抜いていかなければならない今の子どもたちにとって、まさにぴったりなメッセージ。素晴らしい公演でした。
この奉納公演が実現できたのは地域のみなさんのおかげ、その思いを汲み取ってくださった、花柳劇団さんのおかげに他なりません。子どもたち、保護者、地域、職員が一緒に、チーム大河内みんなでお祝いできた今日。大河内小学校の長い歴史の中で、みなさんの心に残る素敵な1日となっていれば幸いです。